WordPress を使うなら、初心者にとって必須と言えるプラグインがいくつかある。その中でも、All in One SEO Pack は非常に重要度が高い。

なぜなら、このプラグインは、WordPress の集客を成功させるために欠かすことのできない

  • SEO のメタ要素の設定
  • ソーシャルメディアの拡散効果を上げる OGP の設定
  • クローラーの巡回を促す XML Sitemap の設定

という3つの設定を一挙に担っているからだ。

ここでは、そんな必須プラグインである All in One SEO Pack の効果的な設定方法と使い方をご紹介する。この記事に書いている通りに進めて頂ければ全く難しいものではないので、安心して読み進めて欲しい。

注:Facebook プロフィールIDの見つけ方を追加(更新日:2015年6月24日)
FacebookのプロフィールIDを取得するツールとして使用される“ https://graph.facebook.com/username ” が現在、使用できなくなっている。その代替ツールとなる” Graph API Explorer “について「1−2−4.Facebook 設定」に追記した。

 

1.All in One SEO Packの設定方法

All in One SEO Pack をインストールした後に、あなたがやるべきことは

  • 全体設定
  • ソーシャルメディア・タグの設定
  • XML Sitemaps の設定

の3つだ。それでは、早速進めていこう。

注1:プラグインを初めてインストールする場合
インストール方法は、『WordPress プラグインのインストールと停止・削除・更新の方法』を参考にしよう。
注2:バックアップを取るかローカル環境でテストしよう
新しいプラグインをインストールすると、ごく稀に、不具合が発生する可能性がある。そんな時に、すぐに復元できるようにプラグインを操作する時は、「WordPress のバックアップ」を取っておくか、「ローカル環境でテスト」するようにしよう。

1−1.全体設定

All in One SEO Pack をインストールすると、左メニューに「All in One SEO」という項目が追加される。カーソルを合わせると「General Settings」が表示されるのでクリックしよう。

ここで、できることは以下の9つある。

  1. トップページのタイトルとメタタグの設定
  2. メタキーワードに関する詳細設定
  3. 検索結果に表示するタイトルの設定
  4. カスタム投稿用の設定
  5. ディスプレイの設定
  6. ウェブマスターツールの認証
  7. Google+との連携とアナリティクスの設定
  8. noindex の設定
  9. 高度な設定

難しそうに思えるかもしれないが、このページで解説している通りに行えば、迷う事なく簡単に設定できるので、ぜひ解説している通りに作業を進めて欲しい。

トップページのタイトルとメタタグの設定

最初に行うのは、トップページのタイトルとメタタグ(ディスクリプションとキーワード)の設定だ。ここで設定するタイトルとメタディスクリプションは、下図のように検索結果に表示されるので、とても重要だ。

bazubu-meta

これらは、「Home Page Settings」の部分で編集することができる。

home-page-settings

ホームキーワードは、メタキーワードと呼ばれる属性を指定する時に使うものだ。ここには、トップページをどのキーワードで上位表示させたいかを考えて入力しよう。『キーワード選定とコンテンツプランニング』で解説している通りに設定すると完璧だ。

注:集客を最大化するためのWordPressのタイトルのつけ方』では、WordPressの「設定 → 一般」でアクセスできる一般設定にタイトルを設定する方法をお教えしたが、All in One SEO Pack の設定の方が優先されることも覚えておこう。

メタキーワードに関する詳細設定

次に、メタキーワードに関する詳細設定 ( Keyword Settings ) だ。ここでは、下図のように「Use Keywords」にチェックを入れ、以下のチェックボックスのチェックは全て外しておこう。

keyword-settings

「Use Keywords」を「利用」にチェックを入れないとページごとの SEO キーワード設定ができなくなること。また、「Use Keywords」以外のボックスにチェックを入れたままにしていると、各記事のメタキーワードが自動生成されてしまう。

図の通りに設定しておけば問題ない。

弊社では、1記事1キーワードでコンテンツSEOを行っている。そのため、作成するコンテンツのメタキーワードは、後ほどご説明する手動入力の1つのみに絞りたい。その観点から考えると、このメタキーワードの自動生成機能は不要だ。

検索結果に表示するタイトルの設定

次にタイトルの設定だ。ここは、Googleの検索結果ページに表示されるタイトルを設定するための項目だ。しかし、今では、検索結果ページに表示されるタイトルは Google 側が調整するようになっている。

そのため、「利用停止」の部分にチェックを入れておこう。

title-settings

その下にある、「Capitalize Titles」と「カテゴリータイトルを大文字にする」 の部分は、日本語のブログを運用する上では特に意味もないので、好みで選んでしまって構わない。

カスタム投稿用の設定

ここでは、WordPressの機能の一つであるカスタム投稿の SEO 設定を行う。カスタム投稿を使う予定がある方は以下のように設定しておこう。

custom-post-type-settings

このように設定しておくと、カスタム投稿機能を使ってコンテンツを作る時も、通常の投稿と同じように、一つ一つのページに個別の SEO 設定を行えるようになる。

” Custom titles “は『1−1−3.検索結果に表示するタイトルの設定』でお話した、Google の検索結果に表示するタイトルを設定するための項目だ。今では、Google が表示タイトルを調整しているので、ここにチェックを入れる必要はない。

注:カスタム投稿が何のことか分からないという方は、深く考えずにここの設定を飛ばしてしまっても良い。

ディスプレイの設定

続いてディスプレイの設定は以下のようにやっておこう。

display-settings

“ Show Column Labels for Custom Post Types ”は、WordPressでコンテンツを作成する時にSEO設定メニューを追加するためのものだ。(詳細は後述)

SEOコンテンツの作成において、この機能は必須なので、「投稿」と「固定ページ」には必ず有効にしておこう。しかし、メディアやコンタクトフォームはSEOで上位表示させる必要性はないので、チェックをつけなくても良い。

“ Display Menu In Admin Bar ” と “Display Menu At the Top ” は、All in One SEO Pack のメニューを管理画面のどこに配置するのかを指定するものだ。SEOに影響するものではないので、好きに設定して構わない。

ウェブマスターツールの認証

次に、Googleのウェブマスターツールの認証だ。

ウェブマスターツール設定

まずウェブマスターツールから必要な埋め込みタグをコピーしよう。

上記の赤枠で囲ったタグの内、contet=”○○○○” で囲まれたアルファベットと数字の文字列を、以下のように “ Google Webmaster Tools ” の欄にコピー&ペーストしよう。

webmaster-tool

ページ上部の「設定を更新」をクリックする。これで、ウェブマスターツールでサイトの成果や課題を計測できるようになる。

※ ウェブマスターツールは、サイトやブログを運用する上で必須だ。Googleの公式ヘルプを読んで確実に使い方をマスターしておこう。

Google+との連携とアナリティクスの設定

次に、Google+ との連携のための設定だ。以下のように設定しておこう。

Google-Settings

この設定を行うと、以前は Google の検索結果に著者情報を表示させることができたが、 現在はサポートしていない。ただし、オーサーランクの評価に関する影響がゼロとは言い切れないため、ここは設定しておいた方が良いというのが弊社での見解だ。

※ この設定を行うには、当然、あなた個人のGoogle+のアカウントと、Google+ページを作っておく必要がある。Google+ヘルプセンターを参考にしておこう。

Google+に続いて、Googleアナリティクスとも紐付けよう。

“ UA-12345678-01 ” のように、UAから始まるアナリティクスのIDを入力してから、「Connect With Google Analytics」をクリックしよう。

google-analyitcs
「Connect With Google Analytics」ボタンが表示されない時の対処法
(追加日:2015年8月17日)アナリティクスと連携するこのボタンが表示されない報告を受けた。その解決策をここで紹介する。

まず「GoogleアナリティクスID:」に アナリティクスのID(例:UA-12345678-01)を直接を入力する。そして画面の一番下にある「設定を更新」ボタンをクリックする。
これで設定は完了だ。

念のためアナリティクスのコードが反映されているか、ブラウザからソースをチェックしておこう。(検索文字「Analytics」で検索するとすぐに見つかる)

すると、アクセス許可を求められるので「アクセスを許可」をクリックする。

これで、Googleアナリティクスで、サイトのパフォーマンスを計測できるようになる。その他の項目は特に神経質になって設定する必要はあまりないので、気にしないでも大丈夫だ。

※ Googleアナリティクスの使い方は、「アナリティクスヘルプセンター」を参考にしよう。

Noindexの設定

最後に、Noindexの設定だ。Noindexとは、Googleにインデックスさせる必要のないページに設定するものだ。インデックスが不要なページに設定すると、サイト全体のクローラーの回遊性を向上させ、SEOに好影響を与えることができる。

シンプルに以下のように設定しておこう。

noindex-settings

カテゴリーページに関しては、人によって意見は違うが、バズ部ではインデックスさせるべきだと考えている。

理由は2つある。

1つ目は、カテゴリーページには、投稿で作成したコンテンツから大きなリンク効果が集まるため、検索エンジンで上位表示されやすいからだ。2つ目は、WordPressがバージョンアップしたおかげで、カテゴリーページのコンテンツも自由に編集できるようになったからだ。

:コンタクトフォームは、Contact Form 7 というプラグインをインストールしたら現れる。

高度な設定

最後にもう一つ高度な設定 (Advanced Settings)という項目がある。ヘッダーに様々な要素を追加することができるが、ほとんど使う場合はないだろう。

advanced-setting

1−2.ソーシャルメディア用のタグ設定

All in One SEO Pack がアップデートされ、以前にはなかった新しい機能が追加されている。

そのうちの1つが OGP タグと Twitter カードタグなどの設定機能だ。これによって、「Open Graph Pro」という別のプラグインをインストールする必要はなくなった。

専門用語は一つひとつ分かりやすく解説するので、安心してほしい。図解の通り設定しておこう。

ソーシャルメディア・タグの設定画面へのアクセス方法

All in One SEO Pack でソーシャルメディア・タグの設定をするには、まず左メニューから「All in One SEO → Feature Manager」の順にクリックしよう。

次に、「Social Meta」の「Activate」をクリックする。するとSocial Metaのイラストがカラーに変わり、タグ設定機能が使用可能な状態になる。

次に、左メニューの「All in One SEO」の中に「Social Meta」が追加されているのでこれをクリック。

General Settings

ソーシャルメディア用タグの設定画面が表示されるので、それぞれ設定していこう。

一般設定

ここではソーシャルメディア・タグの全般の設定を行う。

Home Page Settings

設定は、「Jetpack」というプラグインは使用しない。また、メタディスクリプションは自動生成ではなく、記事ごとに行う、という内容にしている。

ホームページ設定

ここでは、トップページがシェアされたときの設定を行う。

Image Settings

画像設定

ここでは、シェアされた時にデフォルトで表示する画像を設定する。

Image Settings

基本的に記事ごとに画像設定をすると良いのだが、シェアされる時に記事の画像を表示させたくない理由がある場合、デフォルト画像を設定しておくと良いだろう。

Facebook 設定

ここでの Facebook 設定を行うことで、OGP が設定される。

OGPとは、Open Graph Protocol の略で Facebook や Google+などのソーシャルメディアで記事がシェアされた時に表示される画像や文章を指定するものだ。次の画像を見てほしい。

OGP

サイトのコンテンツがソーシャルメディアでシェアされた時に、OGP が未設定だと左の画像のように内容的に意味の分からない画像や説明文が表示されてしまう。(※ 画像は共に Facebook の例)

意図した内容を表示するためにも Facebook の設定は次の通り行うとよい。

Facebook Settings
注:FacebookのプロフィールIDの見つけ方プロフィールIDを知るには、Graph API Explorer にアクセスすると簡単に取得できる。

使い方は『WordPress と Facebook を効果的に連携させるための4つの方法』の「1−2−4.Facebook プロフィールIDの取得方法」に図解で紹介しているので確認しよう。

Twitter 設定

ここで Twitter 設定を行うことで、Twitter カードが設定される。

Twitter カードとは、OGPと似た技術で Twitter で独自に開発されたメタタグのことだ。これにより記事がシェアされた時に下の右画像のように表示される画像や文章を指定することができる。

Twitter Card

Twitter 設定は下図の通り行うとよい。

Twitter Settings

「Default Twitter Card(Twitter カードのデフォルト設定)」では、下図の3つの中から選ぶことができる。

Default Twitter Card

これは記事ごとに設定することも可能で、『2−2.ソーシャルメディア・タグ設定の使い方』で後述する。

また、「Show Twitter Author(Twitter の著者情報を表示)」にチェックを入れると、ユーザー情報画面に Twitter の入力項目が下図のように追加される。

Twitter ID

(※ ユーザー情報にアクセスするには、管理画面の左メニューより「ユーザー → ユーザー一覧」の順にクリックする)

ここに Twitter ID を入力すると、Twitter カードに著者情報が追加される。

以上で Twitter カードの基本設定は完了だが、指定した説明文と画像を表示するには検証ツールよりサイト申請する必要がある。

まず検証ツールにアクセスして次の画面に移動しよう。

Card validator

サイトURLを入力したら「Preview card」をクリックしよう。まだサイトが未登録の場合は「Request approval(承認を要求する) 」ボタンが表示されるのでクリックする。

下図のように必要な入力項目が表示されるので入力して「Request approval 」ボタンを再びクリックしよう。サイトが問題なければ承認される。

Card validator

Twitter カードの申請手順が分かりやすく解説されているので一読してほしい。

ソーシャルメディア用タグの重複チェック

ここでは、ソーシャルメディア用のタグが重複していないかをチェックすることができる。

Scan Social Meta

特に All in One SEO 以外のメタタグ設定に関するプラグインをインストールし、タグの重複がないかを調べる時に使用するものだ。

All in One SEO のみでソーシャルメディア用のタグを設定していれば特に使用することはないだろう。

ここは設定するかしないかで、コンテンツの拡散効率が大きく左右されてしまうので、しっかりと設定しておこう。

1−3.XML Sitemap 機能の設定

続いてクローラーの巡回を促すXML Sitemap機能の設定だ。設定は簡単なので解説通りに進めてほしい。その前に全体を把握するために、サイトマップについて理解を深めよう。

XML Sitemapとは

検索エンジンの仕組み』でも解説している通り、XML Sitemap は検索エンジンに対して、サイトの更新情報を伝え、クローラーの巡回を促すために重要なものだ。

All in One SEO Pack の XML Sitemap は、『サイトマップの形式とガイドライン』に沿っていて、細かな設定も可能なので安心して使える。

それでは、早速 XML Sitemap の設定方法をご紹介しよう。

XML Sitemap 画面へのアクセス方法

まず、管理画面の左メニューから「All in One SEO → Feature Manager」の順にクリックする。そして、OGPの設定同様に「XML Sitemaps」の「Active」をクリックするとイラストがカラーに変わり、サイトマップ機能が使える状態になる。

Feature Manager XML Sitemaps

すると、All in One SEO のメニューの中に、XML Sitemap という項目が追加されているのでこれをクリックしよう。

XML Sitemaps

XML Sitemap の設定方法

XML Sitemapの基本設定画面が表示されるので、次のように設定しよう。

XML Sitemaps Settings

「Filename Prefix」はサイトマップのファイル名になるもので、デフォルトの “sitemap” のままで良い。 「Enable Sitemap Indexes」は、サイト内のページ数が数万規模になってきた時にチェックするものなので不要だ。

また、次の「Excludede Items」では、XML Sitemapに含めないページを指定することができる。

Excludede Items

お問い合わせページや、サンクスページのように、そもそも検索エンジンにインデックスされる必要がないページは、XML Sitemapに含めなくて良い。その場合は、”Excluded Pages”の箇所に、固定ページのパーマリンクを挿入しよう。

XML Sitemapをウェブマスターツールから送信

以上の設定を完了すると、XML Sitemapが生成される。生成したサイトマップは、「http://○○○.com/sitemap.xml」で確認することができる。このページをウェブマスターツールを使って、Googleに送信しておくことで、インデックスを早めることができる。

Webmaster tool test

これも忘れずに行っておこう。

これで、All in One SEO Pack を導入した後に行うべき設定は完了だ。続いて、使い方の説明に入ろう。

 

2.All in One SEO Packの使い方

設定が完了すると、「投稿」や「固定ページ」を使ってコンテンツを作る時、編集画面の一番下に、以下のように” All in One SEO Pack ” という項目が追加される。

post meta-settings

ここでは、一つひとつのページのSEOに関する設定や、OGPの設定を詳細に施すことができる。

2−1.SEO設定の使い方

SEOに関する設定は、以下の図を参考にして欲しい。

meta-settings

基本的には、

  • Title
  • Description
  • Keywords

の3つだけ入力すればOKだ。

また、『WordPressの投稿法』や『WEBライティング』の記事の中で、効果的なタイトルやディスクリプションの書き方をご紹介しているので参考にして欲しい。また、NoindexやNofollowに関して気になる方は、『Noindexの使い方』『Nofollowの使い方』に目を通しておこう。

参考までに実際の入力例をご紹介しておこう。

meta-settings example

2−2.ソーシャルメディア・タグの設定の使い方

SEOの設定が終わったら、次はソーシャルメディア・タグの設定だ。” Social Settings ” というタブをクリックしよう。

Social Settings tab

すると、ソーシャルメディアで表示するタイトルや文言の設定項目が表示される。下図の要領で設定しよう。

Social Settings detail

必須なのは以下の3つだ。

  • Title
  • Description
  • Image(もしくは、Custom Image)

ここで設定するタイトルやディスクリプションは、Facebookなどでシェアされた時に表示されるものだ。少しでも多くのソーシャルメディアユーザーから興味を持ってもらえそうな文言を設定しよう。

Twitter カードは記事ごとに設定できるので、画像を目立たせたい場合は” Summary Large Image(説明文と大きい画像) “に変更するとよい。

注:アップロードする画像のサイズに関して
画像のサイズは、横1200px × 縦630px が最もキレイに表示されるサイズだ。また、200px × 200px よりも小さい画像だと、適切に表示されないので、最低でもこれより大きいサイズにしておこう。

 

妥協せずに設定しよう

以上の設定や使い方を守って頂ければ All in One SEO Packに関しては完璧だ。

初心者の方には、少々骨が折れるかもしれないが、All in One SEO Pack で行う一つひとつのコンテンツに対するメタタグの設定 ( Main Settings ) や、ソーシャルの設定 ( Social Settings ) は、WordPressを運用して、アクセスを集めて行く上で、とても重要なものだ。

妥協せずに、設定し使いこなせるようになっておこう。

また、All in One SEO Pack の開発者は、今でも、新しい機能を開発し、All in One SEO Pack に加えようとしている。新機能が搭載されたら、また検証して、当ページでご紹介する予定なので、定期的にチェックして欲しい。